映画「初恋」感想■ネタバレなしパラサイト半地下家族より1.5倍面白かった
皆さんこんにちは 話題の『初恋』観てきました。
とにかく脇役がどの方も際立っている映画です!!
ちなみに劇場はコロナウイルスの影響か?やっぱり少なめ。
『初恋』3月4日ナイトシアター劇場内5人でありました。画像が反対になっているけど面倒くさいのでそのままですまん!
初恋 (2019)
今作で女中国マフィア、チアチーを演じた藤岡麻美 は実はディーンフジオカの実妹。
藤岡が演じる女中国マフィアのチアチーは、クールな眼差しが印象的な女性。ボスの下で、レオ&モニカとヤクザらの危険すぎる“追いかけっこ”に参戦している
劇中、凜とした強さで存在感を発揮している藤岡は、1982年5月27日生まれの37歳。フジテレビのバラエティー番組「DAIBAッテキ!!」にて、チェキッ娘の一員としてデビュー2013年から台湾へ渡り、CMやドラマなど幅広く活躍。2016年に台湾在住の日本人男性と結婚今年1月に第1子を出産した。
ヒロイン小西桜子
不遇な家庭環境から、ヤクザに身売りされたモニカを演じた小西桜子は、1998年3月29日生まれ埼玉県出身の21歳。2018年、女優を志して進路を模索していた時スカウトされ、事務所無所属のままオーディションに参加した。本格的な演技経験がない中で、約3,000人の中からヒロインに選ばれた。
あらすじ
新宿の歌舞伎町。赤ん坊の頃親に捨てられた葛城レオ(窪田正孝)は才能あるプロボクサー。しかしある試合で、簡単に格下の相手に負けてしまう。試合後に訪れた病院の診察で、自身の余命がわずかだと聞かされる。
生きる希望を失ったレオは、街をうろついていた
そのときヤクザと関わりのある少女のモニカ(小西桜子)を追っていた悪徳刑事の大伴(大森南朋)をとっさに殴り倒す。そのためにヤクザと大伴から追われることになる、、。
感想
こちらの映画かなりたくさんのキャラクターが出てきますので、ざっくりと主な登場人物を紹介
プロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)
売春させられている少女モニカ(小西桜子)
裏で手を組んでいる刑事の大伴(大森南朋)ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)
武闘派ヤクザ・権藤(内野聖陽)
恋人を殺されて復讐に燃える女ジュリ(ベッキー)
武闘派の弟分・市川(村上淳)
組長代行(塩見三省)
中国マフィア、チアチー(藤岡麻美 )
こちらの映画タイトル「初恋」ですが、バリバリの仁侠映画になっています。
確かに主役の二人が軸にはなってはいるのですが、それぞれのキャラクターにスポットを当てた作りになっているため、キャラクターごとに物語りが進行していくクロスロード映画になっています。
そのため主役であるはずの二人が前半かなり蚊帳の外で展開していきます。
主人公のプロボクサー・レオは試合に勝っても、どこかすまし顔・・
トレーナーのおやじからも「もっと勝ったんだからガッツポーズするとか、なんかないのか!!」とか言われる始末。病院で余命が短いことを告げられるときも
「ああ・・そうですか・・」って感じで感情の起伏がない。何事にも本気になったことが無いようなキャラクター。
片やヒロインの女の子は薬漬けにされてて、パンツ一丁のおっさんや、幼馴染の男の子の幻覚が見える・・いつも自分に自信がなく、すぐに謝るというおっとりキャラ。今作が初演技ということですが、頑張っていた感じですね。
予告映像でもありました、この二人がすれ違うシーンはめちゃくちゃシビレるし、窪田正孝が本当にかっこいい!!彼のキレキレの細マッチョ具合や、ボクシングシーンも本当のボクサーに見えるし、今まで彼の演技は「デスノート」「東京グール」ぐらいしか観たことないですが、「初恋」はピカイチ良かった。
さらに刑事の大伴(大森南朋)とヤクザの策士・加瀬(染谷将太)のコンビもキャラが立ってて、特に染谷将太演じる『いつも死んだ目』をしてる加瀬が良いんですよ。
そしてなんといっても振り切ったベッキーですよね。怒り狂ったジュリのキャラはホントはまり役で良かった!!
言ってみればその他の脇役もいっぱい出るんだけど、かなりベッキーに喰われて存在を消されちゃってる。
このキャラクターたちに中国マフィアと警察もからんで、4つ巴になるわけですから面白くないはずはない。
しかも仁侠映画なんだけど、コメディ要素をふんだんに入れてくるんですね。
このシリアスとコミカルを交互に入れる手法は流行りなんですかね?
「パラサイト半地下家族」もそうだし、ジョーダンピールの「アス」もそうだし、アリアスター監督の『ミッドサマー』もその類でした。
色々な思案が渦巻く中、、この二人の運命はどうなるのでしょうか?
って話になっています。
もう後半は突っ込みどころ満載ていうか、真面目にみたらダメな展開になっていきますが、サプライズや笑いを盛り込んだ極上エンターテイメントです。
こういう映画に説明なんかはいらない!!ので感想やネタバレは、極力しないようにします。
途中アニメのシーンが入りますが・・まあそれは仕方がないよね。
僕は正直「パラサイト半地下家族」よりも1,5倍こちらのほうが楽しめました。
少し残念な点を言えば、主人公とヒロインのロマンスにもうちょっと踏み込んで頂きたかった点と、チャイニーズマフィア『ピータン』と、主人公のもう少し恩を売るようなエピシードを前半に入れておけば、後半もっと物語に奥行きが出来た気がしましたねえ。
コロナウイルスが気になる映画館ですが
【映画館に行く際には絶対に!!】
こちらの記事をご覧になってからにしてください↓↓↓
【映画館で感染しない7か条+α】
こちらに似ている映画といえば・・・
あらすじ
クラレンス(クリスチャン・スレイター)は、勤め先の店長が誕生日祝いに差し向けたコールガール、アラバマ(パトリシア・アークエット)と恋に落ちる。そしてすぐに結婚する。彼女のヒモと話をつけに出向いたクラレンスは、その男を殺してしまい、とっさに持ち帰ったカバンの中には大量の麻薬が入っている。麻薬を売り金を得ようとする二人に、マフィアと警察が迫りるのだが・・。
タランティーノ脚本の「トゥルーロマンス」タイトルも本当の愛!!犯罪系映画に似つかわしくない感じも「初恋」に近いよね。しかもコールガールとの恋とひょんな事から、麻薬を手に入れて逃避行、マフィアと警察に追われる設定。。こちらはこちらでめちゃくちゃ面白いので観てください
三池 崇史
- 生年月日
- 1960年8月24日
- 出身地
- 大阪府
美しい海に臨む杜王町で暮らす東方仗助(山崎賢人)は、心優しい高校生。彼はスタンドという特殊能力の保持者で、触れただけで壊れたものを修復し、他人のけがを治すことができる。杜王町では変死事件をはじめとする奇怪な出来事が続発するようになる。やがてそれらが連続殺人犯アンジェロこと片桐安十郎(山田孝之)ら、そのほかのスタンド保持者による犯行だと判明する。町を守るため、スタンドを駆使して彼らとの戦いに挑む仗助だったのだが、、
そもそもあのジョジョの登場人物を日本人がやることに無理がある、かといって外人がやったら・・実写版「北斗の拳」の百裂拳にもなりかねない・・
難しいよね?もちろんジョジョの漫画は昔読んだことあるし、大ファンってほどではないけど、今作は不もなく可もなく・・なんで作ったん?が感想である。
☆5個中2
21世紀、地球では猛烈な人口増加が起き、人類は火星への移住を計画する。まずはコケと古来から地球に生息するある生物を火星へと送り込み、地球化への道を探る。500年後、移住計画の最終段階としてその生物の駆除のため火星に15人の隊員が派遣されるが、小町小吉(伊藤英明)以外は高額の報酬が目当てで……。
これはこの監督の黒歴史ではないだろうか?原作の漫画も読んだことはある、前半はまだ良かった(いやマシだった)
しかし後半昆虫に変身するシーンから「仮面ライダー臭」がプンプン臭ってくる。
それはもうひどい匂いだ。まあいろんなところで叩かれた作品なのでこれ以上は言うまい
☆5個中1
何事もない日々に退屈していた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)の通う学校に突如ダルマが出現し命を懸けたゲームの始まりを告げる。少しでも動いたら首が吹き飛ぶ第1のゲームをクリアした彼は、幼なじみの同級生・秋元いちか(山崎紘菜)と一緒に第2のゲームへと向かう。一方世間では、ゲームから生還した生徒たちを、神の子とあがめていた
たぶん・・・いや観たけど全然内容を覚えてない、確かデスゲーム系でわけわからないままゲームに参加させられるパターンの映画、そんな映画です
☆5個中1.5
ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから人気を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては地位を強固なものにしていく。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってそれを隠そうと悩んだ彼が出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。
こちらの映画主人公のハスミンが何の躊躇もなく、無表情で生徒を殺していくサイコさは「バトルロワイヤル」の北野武を彷彿させるキャラクターでかなり面白かったですね。
☆5個中3.5
元芸州広島・福島家家臣の浪人、津雲半四郎(市川海老蔵)と千々岩求女(瑛太)。彼らは、各々の事情で生活が困窮していながらも、自分が愛する人との生活を願っていたのだが、、
これはかなり好きな作品ですね。時代劇でナンバー5には入る作品です。
観てて本当に辛いし、そんな饅頭一個のためにそんなことしなくてもー!って胸がくるしくなるのですが、ずっと心に残ってるさくひんです。
☆5個中4.5
幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていた、、
とにかく稲垣吾郎演じる暴君ぶりが良かったですね。完全悪と戦う13人の刺客VS300!!
もうこれぞ!!時代劇「よ!!まってました」ですよ
☆5個中4
まとめ
三池監督はかなりの当たり外れの差が大きすぎるww
出来れば漫画を実写化するのをやめていただけると、かなり面白勝率が上がるとおもいますww
今作「初恋」は☆5個中4!!