映画【男はつらいよ50 お帰り寅さん】感想寅さん知らん人も観たほうが良い!!
皆さんこんにちは
🔴今回も【1分で読めるネタバレなしの映画紹介】やっていきましょう!
お正月映画と言えば寅さん
今回数年ぶりに新作映画ということで・・
今年一発目の映画館鑑賞「寅さん」を観てきました。。
松竹公式ホームページから引用
正直私・・・
寅さん映画を観たのは50作品ぐらいあるなかで、10本ぐらいだと思います
「おいおい!たったその本数でレビューなんて書く資格があるのか!!」って怒られそうですが・・
改めて寅さんのすばらしさを、学ぶ気持ちで鑑賞です。。
今作を観るにあたって・・
「全作品を観てない人」を寄せ付けない「あべんじゃー」的な高い壁があるんじゃないかと、
いささか不安でしたが
全然大丈夫な出来上がりでした。
「アベンジャーズ」とか・・
総集編4時間ぐらいで劇場公開してくれないかな?
そうしたらファンでない人も、もっと拡大できるのに・・
って言うとファンの人から
全部みろって怒られちゃう気がしますが(汗)
話は戻って・・・・
あらすじ
諏訪満男(吉岡秀隆)の妻の七回忌に一同が集まっていた。
法事の後は昔話に花を咲かせ、みつおの再婚のことを話し合っていた。
満男は長年会社員として働いたが、密かに投稿した小説が評価されて小説家に転進したのだ。
ある日、小説家の彼のサイン会が開かれた。その列に並ぶ人々の中になんとそこには満男の初恋の相手イズミ(後藤久美子)がいたのだった。
感想
始めに言いますと・・
寅さんの恋愛って、子供のころに観た私にはハードルが高く
なんか毎回毎回・・・
「不器用で照れ屋さんだなあ・・」って感想で
いつも煮え切らない態度に共感できる部分が少なかったのですが。。
でも、その代わりに今回主役の「満男」と「後藤久美子」との恋愛劇が年齢的にも近く
当時寅さんの恋愛よりも、満男とゴクミの恋愛劇を夢中になって観た記憶が蘇ってきました。。。
そんな意味でも今作は、その2人に焦点をあてた、
個人的にはとても楽しめる作品に仕上がっていました
吉岡秀隆は相変わらずの、あの優柔不断で頼りなく、哀愁が漂っているキャラクター(良い意味で)
「寅さん」の満男なのか、「北の国から」の純なのか・・
もう僕の中では同一人物かってぐらい区別がつかなくなることがある
もっと言えば自分を投影させたかのような吉岡秀隆のあのキャラクターに、青春真っ盛りだった僕は当時自分と重ね合わせてみていました(昔顔も似てるとか言われたことがある、どうでもいいな)
それを何十年ぶりかで、スクリーンで満男を観た瞬間・・・
自分でも驚いたのですが・・訳もなく涙が滲み出たのです。
内容はもう50歳にもなるであろう、満男の揺れ動く恋心を中心に、寅さんの回想シーンを織り交ぜながら進んでいきます。
「満男」と「ゴクミ」の恋愛劇
そんな2人の、その後が観れただけでも「大満足」でした
確かに同窓会ムビー的な要素はある!!
しかし今の時代には失くした家族団らんの暖かさ
その暖かい世界に満男の娘、ゆりが新しく加わる。
その素直なキャラクターはこの世界だからこそ輝きを放つ。
こんなに鏡のような女子高生がいるのだろうか?ってキャラ設定には逆に違和感を覚えたが、それが映画なのだ)
「男はつらいよ」の49作は見ようとすればいつでも見ることはできるが、忙しく、限りある時間の中で、なかなか見返す機会はなかった。
だけどもう一度見直してみたい!!そう思わせる
終始笑いと涙であふれた作品でした
星10点中7